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「世にも奇妙な物語 春の特別編(2008)」の感想
今回は、近年、酷い続きだったのを考えれば、中々面白かったと。

特に、「さっきよりもいい人」と「日の出通り商店街 いきいきデー」は、視聴者が展開を予測する行為その物への挑戦とも受け取れる内容で、オチを予想して楽しむ自分みたいな人間にとっては中々良かったw(まあ、前者はともかく、日の出通りは、基本的にオチを読む話じゃないけど。)

「透き通った一日」も、ありきたりなオチで終わると思いきや、最後に教頭で笑わせてくれたのが良かったですしね。教頭で誤魔化したとも言えなくも無いですが、でも、何の味気も無く終わるよりはよっぽど良かった。

バランスも良かったし、冒頭で述べたように今回は久々に及第点ってところじゃないでしょうか。


では、個別の感想。
■さっきよりもいい人
まったく救われない話だなw
オチの予測って意味では、結局、プロポーズも失敗なんだろうなと思っていたら案の定そうでw
ただ、そこからノーベル賞受賞までは思いつかんわ。「今日の占い」がキーだったんだから、あくまで1日だけだと思ってたしw

何らかの抜け道があれば良かったのになあと。ラッキーカラーは赤ってのが、重要な伏線だと思ったのに(苦笑)


■これ……見て……
展開が読めすぎる。
まあ、クライマックスへの布石である冒頭の図書館で本棚の向こうの彼を追っていくシーンで「ストーカーだ!!」なんて観てたから、「合鍵を貰った」じゃなくて「合鍵を作った」という台詞で、もう最後までね・・・・・・。合鍵の台詞はちょっと気をつけてればすぐわかるんだから、それよりも前にストーカーだと思わせるような描写は入れるべきじゃなかったと思う(それでも視聴者を騙せるかどうかだし)。

そんな感じで終始展開がミエミエの話だったが、あの謎の少年というキャラクターのおかげで雰囲気が変わる。
だけど結局、少年の正体は明かされないどころか、後半は無視。最初の警察官とのやりとりも描き切れてないくせに、ラストはそのまま終わらせるから、みんな中途半端。
タイトルや前半見ても、どう考えても視聴者が主に考えるは謎の少年の方なのに、結局「主人公がストーカー」だったとバレバレのオチで押し切る。つうか、使い古されたオチに新しい要素求めて少年出したんだと思ったら、使い古されたネタを誤魔化すために少年出したみたいで。
こんなありふれたオチで視聴者が満足すると考えてたとしたら、視聴者を馬鹿にしすぎてるよ。

まあ、一重に脚本が酷すぎたって感じかね。ありきたりとはいえ、そこそこ面白い要素があっただけに惜しいな。


■日の出通り商店街 いきいきデー
本田さん何してはるんですかww

これは、もう、そもそもがギャグ回なんで一々感想なんて野暮ですねw
(予想では、ラスボスが妻なんかなぁみたいに思ってましたけど、外れて残念w)


■透き通った一日
「これ・・・見て・・・」同様に簡単に展開もオチも読める話。
社会の理不尽さを描写する作品なら今までもあるし、そして他ならぬ自分もその一つに過ぎないってのも過去にあるしね。(最後にタモリが「人は自分がいじめられた記憶は持っていても、自分がいじめた記憶は案外無いものです」みたいな台詞を残したり。)

ありきたりとはいえ、別に致命的な何かがあるわけでも無いし、特別何の感慨もわからない話ってところでしょうかね。
だけど、最初に述べたように、最後の教頭オチのおかげで、随分救われた作品w
(あと、父親の倒産と母親の不倫は事実なんだよね、、)


■フラッシュバック
まあ、その日常が既に仮想体験であるってのは予想通り(これも過去に何回かあるネタ)。

ただ、今回登場した仮想体験装置の設定は上手いなと。
基本的にこういう近未来科学の産物(?)みたいなのが出てくると、どうしても非現実的に見えてしょうがない。設定で押し切る感じでリアリティを出そうとしない。
だけど、今回のそれは、意短くも、この装置の来歴を説明するシーンがあるおかげでリアリティがある(無論、その設定に現実性があるからだけど)。

だからこそ、最後に主人公の正体が明らかになるシーンに一定の重みができるわけで、そういう意味では同種の作品の中では上位の方だったと思います。
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テーマ:世にも奇妙な物語 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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